トンネルの照明に"オレンジ色"が多い理由

高速道路などのトンネルにはオレンジ色の照明(ナトリウムランプ)が使用されることが多いようですが, これは一体なぜでしょうか.

これは, “赤より色のの光は空気中で拡散されにくい”という性質を利用したものです.

一般的に照明といえば白色が普通ですが, 高速道路などの交通量が多い道路のトンネルでは, 排気ガス中のチリなどの影響で光が拡散してしまい, 全体が霧がかってしまい, 安全性に問題があるのです.

一方で, 光の中でも赤よりの色, つまりオレンジ色は, 拡散されにくく, 排気ガスが多い場所でもはっきりとした視界を確保できるのです.

もっとも, 照明がオレンジ色だと色彩感覚がおかしくなり, 例えば道路のセンターラインが白色なのかオレンジ色なのか判断が難しくなるなどの欠点もあり, また, 最近ではトンネル内の排気システムの性能の向上などによって, だんだんと白色の照明も増えてきているようです.